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2022/04/09

『経験論と心の哲学』読書会開始のお知らせ

W.セラーズ著、浜野研三訳『経験論と心の哲学』(岩波書店)をmisora100さんと一緒に読んでいきます。

読むにあたって作成したレジュメを当ブログに順次公開していく予定です。


~開催形式~

開催形式はDiscordで隔週土曜日、レジュメを作成して読み合わせる。漢数字で振られている節を1節として奇数節をペット不可が、偶数節をmisora100さんが作成する。

~開催・本の選定経緯~

分析哲学のハードな本を詳細に読んでたいとmisora100さんからご提案を1月頃にいただく。今はやりのJ.ヒース『ルールに従う』(NTT出版)の言語哲学的な主張の検討をできるようになりたいという経緯で、マクダウェル・ブランダム・セラーズのあたりを読みたい。ペット不可自身も学部でブランダム『推論主義序説』(勁草書房)を読んでいて、そこではセラーズの主張が重要でありいずれ読みたいと思っていたので、今回の本に決定。

『経験論と心の哲学』には実は勁草書房から出版されているヴァージョンもあるが、今回はR.ブランダムの読解の手引がついた岩波書店版を選択。実際これが無いとまともに読めないほど難しい。セラーズのテキストは難解と批判されがちなのだが、これはセラーズの持つ膨大な哲学史的知識に対して、彼のテキストを読む英米系哲学者たちが哲学史を軽視しがちだからとローティは序文で述べている。ペット不可はまさしくそういう奴なのだが、文殊の知恵とはならずとも2人いればなんとかなる……と思うことにする。

そして頭の片隅にこの件を残しつつもペット不可がアルセウスに夢中になってしまう内に4月になってしまい……(ほんとすみません)


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